愛を贈ろう

子どもたちが夢を持ち、
希望を抱ける未来のために
ビーグレンは「児童養護施設」を支援します。

今回のチャリティー活動のご報告
13,811,641
19施設に寄付

皆様にご賛同いただいた寄付金は
1円単位でご報告いたします。

2年連続で天皇陛下から
“紺綬褒章”を授与

皆様のご協力のもと実現した支援活動が認められ、
栄誉ある“紺綬褒章”をいただきました。

チャリティー
ビーグレンが支援する
「児童養護施設」とは?
ビーグレンが支援する
「児童養護施設」とは?

児童養護施設は、親からの虐待や育児放棄、経済的困難、死別など、さまざまな理由により、家庭にいられなくなった子どもたちが暮らしている場所です。

チャリティー

これまでビーグレンは、いくつかの施設を訪問させていただき、実際に子どもたちと触れ合い、職員の方との対話を重ねてきました。
施設の現状、子どもたちの想い、職員の皆様の働く姿から、

「今、私たちにできることは何か」

必要な支援の形を手探りで進めてきました。
ビーグレンの活動はまだ始まったばかりですが、児童養護施設の“今”にしっかり目を向けながら、支援活動を続けていきたいと考えています。

チャリティー
施設訪問で見えてきた、
今、子どもたちが求めるもの
チャリティー
チャリティー
施設訪問で見えてきた、
今、子どもたちが求めるもの

「児童養護施設」に入所してくる年齢、理由はさまざまです。
生まれる前、お母さんのお腹にいるときにすでに入所が決まっていた子もいれば、中学2年生になって自ら入所してくる子もいます。ただ実際は、その9割が親からの虐待による入所のため、実の両親がいる子どもたちがほとんどなのです。

チャリティー
親がいるのに、一緒に暮らせない。

大人側の事情で引き離されたのに、それでもお父さん、お母さんのことが大好きな子どもが多く、想像を絶する劣悪な環境で苦しみに耐えてきたにもかかわらず「自分が悪かったのではないか」と考えてしまう子どももいるそうです。

子どもたちは、整理のつかない感情を抱えながら、「大人からの愛」を心の底から求めています。

チャリティー

実際に施設を訪ねたときも、子どもたちの中にどう入っていいのか少し戸惑う私たちに

“かけっこしよ!” ”私、速いよ!” ”肩車して”

と声をかけ、仲間に入れてくれたのは子どもたちの方でした。

一番小さな5歳くらいの子は、私たちの手を引き、“海が見えるところがあるよ!”と輝くような笑顔を見せてくれました。

大人たちの身勝手な理由で、望まない生活を送っているにもかかわらず、こんなにも健気に、強く生き抜こうとする子どもたちの小さな手を、小さな笑顔を守るのは、社会であり、大人の責任であると、私たちは心から感じました。

施設への入所理由
虐待 93.9%

育児放棄を含めた“虐待”がほとんどで、両親ともに亡くなっているケースはほとんどありません。

里親が見つかり退所する割合
在籍25年の職員が携わったケースで4組(うち1組は施設に戻る)

ほとんどの子どもたちは、“新しい家族”が見つからず、18歳で後ろ盾なく退所を迎えます。

※訪問した施設での調査結果

チャリティー
そんな子どもたちを
深い愛で支え続ける
職員の皆様へのサポートも、
私たちができる支援の一つです。
チャリティー
どんなに愛情を注いでも、
本当の親にはなれないんです
チャリティー
どんなに愛情を注いでも、
本当の親にはなれないんです
現場の職員が向き合う現実…

児童養護施設での子どもたちの暮らし方、職員の方の向き合い方は、園長先生の方針によって、それぞれの特色があります。

私たちが訪問した施設では、まるで本当の家族のように、小さな子どもから大きいお兄さん、お姉さんが一つのグループになり、同じ建物の中で共同で暮らしていました。そこでは、一人の職員の方が各グループの中に入って一緒に暮らし、まるでお母さんのように朝から晩まで子どもたちのお世話をし、“育てて“いました。それでも親を失った子どもの心は常に不安定です。“施設育ち”への負い目があったり、時には自分の存在や生まれてきた意味さえも見失ってしまいます。

チャリティー

訳もわからず泣いて暴力的になったり、不登校や自傷などで、壊れてしまいそうな心のバランスを取ろうとするのです。それを職員の方が全身で受け止め、笑顔を取り戻すための暮らしを積み重ねていきます。

職員の方は「やはりどんなに愛情を注いでも、本当の意味での親にはなれない」とも語ってくださいました。だからこそ、150%で子どもたちと向き合わなければならず、問題が起きたときだけ世間の目に晒されてしまう、精神的にも体力的にも大変な仕事です。新卒で入っても長く続かないのが現状で、それでも施設を必要とする深刻なケースの子どもは増えるばかり。18歳の退所まで、施設が子どもたちの“家庭”なのです。職員の方は大きな責任と重圧、バーンアウトと背中合わせのなか、24時間体制で子どもたちに愛情を注ぎ、溢れる笑顔を向けてくださっています。

こうして子どもたちをそばで支える職員の皆様をサポートすることも支援の形だと、私たちは考えます。

職員1人に対して、お世話する子どもの人数
平均 4人※小学1年生以上の場合

両親・祖父母がいる場合と比べると大人の割合が少なく、“愛情の取り合い”も頻発するそう。

職員の勤続年数
平均 4年10ヶ月※直接子どもと接する職員の場合

子どもの最年少は2歳、退所の18歳までに、“親代わり”の職員が4回も入れ替わる計算になります。

※訪問した施設での調査結果

チャリティー

だからこそ、
児童養護施設の“今”を知り
私たちにできる支援を
これからも続けていきたい。

「子どもたちが夢を持ち、
希望を抱ける未来」
のためのお手伝いを
皆様と一緒にできたら、
どれほど素晴らしいでしょう。

2023年3月から5月末にかけて開催されたチャリティーセールでは、皆様の多大なご協力、誠にありがとうございました。たくさんの温かい想いが集まり、13,811,641円の寄付が無事に完了いたしました。

寄付金は児童養護施設と
母子生活支援施設にて、
子どもたちの社会体験学習や
人手不足を補うための設備などに
活用される予定です。

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